【子連れ飛行機】おおすすめの座席が必ず見つかる!元CAが徹底解説

    子どもを連れて飛行機に乗るのって緊張しますよね。

    「子どもがぐずったらどうしよう」「オムツ替えに行きやすい席ってどこ?」

    など、「子どもとのフライトでおすすめの座席が分からない」と悩んでいませんか?

    この記事では、元CAで一児のママである筆者の経験をもとに、子どもの年齢とフライト時間に合わせて、最適な座席を選ぶ方法をご紹介します。

    子供の年齢×フライト時間を照らし合わせるだけで、おすすめの座席がすぐに分かります!

    • 後方座席や通路側の座席のメリット・デメリット、
    • ベビーバシネットのリクエスト方法
    • 希望の座席を確保する方法

    など、子連れ旅行の座席選びに関する疑問をすべて解決します。

    次のフライトまでにバッチリ準備して、子どもとのフライトを楽しみましょう!

    目次

    元CAが教える!子連れにおすすめの座席の条件とは?

    引用元: ボーイング777-300ER(773)/ 機内座席配置 – JAL国際線

    「窓側?通路側?」「前方?後方?」など飛行機にはさまざまな座席タイプがあり、どの座席が良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。

    これを言ってしまうと元も子もありませんが、

    子連れでのフライトでは一概に「絶対にこの席がオススメ!」というものはありません。

    重要なのは、子どもとフライトの状況に応じて必要なポイントを押さえた座席選びをすることなんです。

    ここでは、子どもを連れてのフライトでオススメの座席条件を解説します。

    足元のスペースが広い座席

    「バルクヘッド席」「スクリーン席」と呼ばれる足元のスペースが広い座席は、前に壁や仕切りがあるため子連れには理想的な座席です。

    足元の広い席のメリットは

    • 足を伸ばしてリラックスできる
    • 子どもが暴れても前の席を蹴ってしまう心配がない
    • 荷物の整理がしやすい

    などがあります。

    またこの座席は航空会社が無料で貸し出しているベビーバシネット(ベビーベッド)を設置できる席であることが多いです。

    0〜1歳頃の赤ちゃんとのフライトするときには、ベビーバシネットを使うことで食事をゆっくりとれたり抱っこの休憩ができたりと重宝しますよ。

    トイレに近い座席

    小さな子どもと一緒のフライトでは、トイレにすぐにアクセスできるというのはとても重要です。

    特にオムツ替えが頻繁な0歳やトイレトレーニング中の2〜3歳の子どもがいる場合、トイレに近い座席を選ぶことでトイレが使用中かどうかもすぐに把握でき、スムーズにトイレを使うことができます。

    通路側の座席

    子どもに空からの景色を見せてあげたい!と窓側の席を取りたくなりますが、窓側はあまりオススメできません。

    子どもとのフライトで過ごしやすさを優先するなら断然、通路側をオススメします。

    子どもが泣いてしまってあやしたいとき、オムツを替えたいときなど子連れだと席を立つ機会が多くなります。

    もし窓側の座席だと、その度に隣の人に声をかけてどいてもらわなくてはなりません。

    食事中なら、さらに気まずいことに…

    そのため、周囲に気を遣わなくて済む通路側の座席を選ぶことをオススメします。

    年齢×フライト時間でわかる!子連れ飛行機にオススメの座席

    子ども連れのフライトといっても、子どもの年齢によって快適に過ごせる座席の条件は異なります。

    ここでは年齢とフライト時間に合わせたオススメの座席を解説します。

    ・0〜1歳×国内線は【後方通路側席】がオススメ

    1〜2時間程度の国内線の短いフライトであれば、機内の後方・通路側の座席がオススメ。

    理由は2つあります。

    理由①後方座席は、子連れのお客さんや団体客が多くにぎやかだから

    飛行機の前の方の座席は、航空会社のステータス会員やビジネスマンが座っていることが多く、どこかピリッとした空気が漂っていることが多いです。

    そのため子どもがグズってしまったら気を遣ってしまうかもしれません。

    一方後の方の座席は、ファミリーや団体のお客さんなどで賑やかなことが多く、多少子どもが騒いでしまってもそこまで気になりません。

    理由②オムツ替えやグズったときにすぐに化粧室やギャレーに行けるから

    前述した通り、通路側の席を取ることで赤ちゃんが泣いてしまったときも、ギャレーや化粧室にサッと立てます。

    「周りへの迷惑をかけていないかな?」というプレッシャーも少なく過ごすことができます。

    あれ?バルクヘッド席は?ベビーバシネットを使えた方がいいのでは?と思いますよね。

    もちろん赤ちゃん連れなら機内でベビーバシネットが使えた方がいいんじゃないか?という方もいるでしょう。

    でも、短いフライトの場合はベビーバシネットを使用できる時間が限られてしまうので、つけない方が快適に過ごせることがあります。

    ベビーバシネットは離着陸時とベルト着用サインがついてる間は使用できません。

    そのため、1時間のフライトでベビーバシネットが使える時間は実質15分未満なんてこと、実は多いんです。

    取り付けや取り外しで客室乗務員とやり取りをしなくてはならず、バタバタとして意外とリラックスできなかったりします。

    そのため、0〜1歳の赤ちゃん×短いフライトの時には後方の通路側の座席がおすすめです。

    ・0〜1歳×国際線は【バルクヘッド席】

    引用元:小さなお子様連れのお客様 [国内線]|ANA

    フライト時間が長い場合、「寝ていてほしい」というのが親の本音ですよね。

    そこで0〜1歳×国際線でオススメなのはバルクヘッド席

    前述した通り、前が壁になっているバルクヘッド席なら、ベビーバシネットを設置してもらうことができます。

    ベビーバシネットを利用することで、赤ちゃんが眠れる環境が作れるので、大人がずっと抱っこする必要がなくなります。そうすることで大人も食事やトイレのときも余裕ができ、快適に過ごせるようになります。

    ベビーバシネットは先着順!航空券を予約したときにリクエストしておきましょう!

    またベビーバシネットの対荷重は10kgまでなどの規定があります。

    数ヶ月先の航空券を予約するときは、搭乗時に体重がオーバーしないか注意してください。

    このバルクヘッド席のデメリットは、安全上の理由から足元に荷物を置いてはいけないことです。上の棚に収納しなければいけないので、頻繁に使う荷物は取りやすい位置に収納しておきましょう。

    ・2歳以上×国内線は【バルクヘッド席】

    国内線などの短いフライトを利用する場合、2歳以上の子ども連れには【バルクヘッド席】が最適です。

    バルクヘッド席は足元のスペースが広いため、子どもが少し動いたり遊んだりするスペースが確保できるのが大きなメリットです。

    特に2歳以上の子どもは、自分で座席に座ることができるものの、じっとしていることが苦手な子も多いです。

    そのため、広めのスペースがあるバルクヘッド席は、子どもが比較的自由に過ごすことができ、周囲への迷惑や気遣いを最小限に抑えることができます。

    さらに、バルクヘッド席は、スペースが広いため搭乗してから落ち着いて座席を確保し、準備する時間が取れる点も魅力です。

    機内で使うアイテムをスムーズに取り出せるよう整えたり、フライト前に子どもをリラックスさせることができるので、フライトのスタートをスムーズに切ることができます。

    ・2歳以上×国際線は【後方通路側】

    子どもが一人で座席を確保する年齢になると、座席選びはますます重要になってきます。

    特に2歳以上の子ども連れの場合、国際線などの長いフライトでは【後方通路側】の座席がオススメです。

    通路側はギャレーへのアクセスがしやすく、子どもがぐずったり飽きたりした時でも、すぐに席を立ってスムーズに移動ができます。

    また、飛行機の座席は前方から埋まることが多いため、後方は比較的空いていることがあります。

    さらに前方の座席を取ってしまうとビジネスクラスが近くて静かで落ち着いた雰囲気ですが、トイレやギャレーが遠いことが多く、小さい子供を連れている場合は少し不便になってしまいます。

    前方か後方か迷ったら、ぜひ後方の座席を取るようにしてみてください!

    出発前に準備したい座席リクエストの方法

    子連れで快適に旅を過ごすためには、事前に座席リクエストをしておくことがとても大切です。

    ここでは確実に希望の座席を予約するための方法をご紹介します。

    1.座席指定はとにかく早めに

    子どものバシネット席、足元が広いバルクヘッドシートは人気が高く、早めに予約が埋まることが多いです。

    航空券の予約時に座席指定ができる場合は、希望の座席やベビーバシネットをリクエストすることをおすすめします。

    2. 航空会社に直接問い合わせる

    子どもが2人以上の場合や、バシネットの利用希望がある場合、乳幼児でも座席を1席確保したい場合などはオンラインで座席指定ができないことがあります。

    そんな時は航空会社の電話窓口に直接問い合わせるか、当日早めにチェックインカウンターに向かい、希望を伝えて座席をリクエストしましょう。

    3.座席指定後も座席の空き状況を定期的にチェック

    もしも、希望の席が取れなかった場合でもあきらめてはいけません。

    • 団体客がキャンセルした
    • 重量バランスの関係で席が開放された

    などで座席に空きが出ることがあるからです。

    そのチャンスを逃さないように一度座席指定したあとでも、定期的に希望の座席に空きが出ていないか確認するようにしましょう。

    3. 追加料金を支払う座席も選択肢に入れる

    (例)ANAのカウチシート
    出典:https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/inflight/service/international/couchii/

    一部の航空会社では、特定の座席を指定する場合に追加料金がかかりますが、子どもの快適さを優先するためには、このようなオプションを利用することも一つの選択肢です。

    例えばJALのClass-JANAのカウチシート(ハワイ路線のみ)があります。

    Class-Jは路線に応じて追加料金1,000円〜利用できるなど、比較的リーズナブルに快適な座席を指定できますよ。

    必要に応じて検討してみてください。

    まとめ:座席選びで子連れ旅行をもっと快適に

    ここまで、子連れ飛行機の座席選びの条件やポイント、年齢×フライト別におすすめの座席を解説してきました。

    おすすめの座席一覧は以下の通りです。

    ・0〜1歳×国内線は【後方通路側席】

    ・0〜1歳×国際線は【バルクヘッド席】

    ・2歳以上×国内線は【バルクヘッド席】

    ・2歳以上×国際線は【後方通路側】

    希望の席を確保するためには、早めのリクエストと空き情報のチェック、航空会社へのコンタクトが非常に重要です。

    ぜひこの記事を参考に、お子さんの年齢と利用するフライトの状況を照らし合わせて、過ごしやすい座席をゲットしてくださいね。

    楽しくて快適な旅になりますように!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    元客室乗務員→専業主婦のママ
    3歳の娘と夫と3人暮らし

    ✳︎子どもと一緒に楽しめる子連れ旅行や子連れ飛行機のノウハウ✳︎
    ✳︎忙しいママでも楽しく育児や旅行を楽しむヒント✳︎
    ✳︎役立つ育児グッズのレビューや体験記事✳︎
    などを主に載せています。

    目次