【元CAが解説】子どもの急な体調不良で飛行機のキャンセル代はかかる?

楽しみにしていた旅行や帰省。ところが、前日に子どもが発熱…!

そんな経験ありませんか?

子どもって「よりによって今日?」という大事な日に体調を崩してしまうことがよくありますよね。

「飛行機に乗る予定だったけどキャンセルしなくちゃいけないくなった」

「でも高いキャンセル料を払いたくない…」

と悩む方も少なくありません。

そこでこの記事では、元客室乗務員の私が、

子どもの突然の体調不良でも航空券のキャンセル料がかからずに済む方法を解説します。

キャンセル手続きをする上でのポイントや注意点も紹介していきます。

この記事を読めば、知らずにキャンセルしてしまい払い戻しされなかった!という事態を避けられるはず!

これからの旅行や帰省シーズン前に知っておいて損はありません。ぜひ最後までご覧ください!

旅行直前に子どもが発熱!キャンセル料はかかる?

結論からいうと、体調不良やケガなどの理由で搭乗できない場合、医師が発行した診断書があれば

航空券のキャンセル料はかかりません

具体的には、

予約した便の出発予定日から30日以内の便へ振り替え

・手数料なしで全額払い戻し

のどちらかの特別対応をとってもらえます。

ただし医師の診断書が必ず必要です!

もちろん、大人の体調不良やケガにも適用されるので安心。

ただし、この適用は主に国内線のみに限られています。

国際線の体調不良によるキャンセルポリシーに関しては記載のないエアラインが多いです。

ANAでは航空券の詳細や運賃規則を確認の上、個別に判断されるそう。

国際線の航空券をキャンセルしたい場合はご利用の航空会社に問い合わせるようにしましょう。

航空券をキャンセルする手順は4ステップ

STEP①予定便の出発前までに航空会社に連絡する

もし子どもが前日や当日に熱を出してしまったら、まずは速やかに搭乗するかしないか判断しましょう。

そして必ず「予約している飛行機の出発前」までに、航空会社の電話窓口もしくは空港カウンターで直接キャンセルする旨を伝えます。

航空会社に連絡するときのポイントは以下です。

・体調不良やケガが理由で搭乗できない旨を伝える

・診断書に必要な項目を確認する

・同行者もキャンセルする場合の対応について聞く

電話がなかなか繋がらなかったり、空港カウンターが混雑している場合は出発前までに間に合わなくなってしまうこともあります。

そのため、搭乗をキャンセルすると判断したら早めに航空会社へ連絡しましょう。

STEP②病院で診断書をもらう

病院に行き、医師に診断書を発行してもらいます。

診断書には、体調不良の理由のほかに「飛行機に搭乗できない状態であった」とわかるように書いてもらうことが必要です。

STEP①で確認した、航空会社が指定した項目全てを満たすように診断書を書いてもらいましょう。

抜け漏れがあると、払い戻しが適用できない場合があります。

また、診断書発行にかかる費用は医療保険の対象外のため、全額自己負担で

2,000円~10,000円程度が相場と言われています。

複雑な病気や怪我の場合や、記載項目が複雑な場合などは高額になることもあります。

場合によっては航空券のキャンセル料診断書発行料のどちらが高額になるか天秤にかけることも必要です。

STEP③航空会社の指示に従い診断書を送付

医師が発行した診断書が手に入ったら、航空会社が指定する方法で提出します。

診断書の提出は飛行機出発前でなくてOKです。

STEP④払い戻しor便変更してもらう

無事に診断書が受理されたら、

  • 手数料なしで全額払い戻し
  • 予約した便の出発予定日から30日以内の便の振り替え

のどちらかを選択します。

これだけで、直前のキャンセルでもキャンセル料や手数料を払わずに済むなんて、、

子連れにとっては本当にありがたい制度です。

キャンセルするときに知っておきたい注意点3つ!

自分で予約アプリやサイトからキャンセル手続きをしない

「飛行機には乗らないと決めたから早くキャンセルしなきゃ…」

と焦って、自分で予約アプリやサイトからキャンセルするのは辞めましょう。

なぜなら体調不良やケガでの特別なキャンセル作業を行うときは、航空会社側で履歴が残るよう手続きする必要があるからです。

誤ってアプリや予約サイトから自分でキャンセルしてしまうと、特別対応してもらえなくなってしまう可能性があります。

必ず航空会社の予約窓口に電話するorチェックインカウンターに直接出向いてキャンセルしてもらうようにしましょう。

キャンセルを決めたら速やかに航空会社に連絡する

子どもって熱を出しても元気そうにしていることがありますよね。

キャンセルするべきか、ギリギリまで迷ってしまうシチュエーションも多いかと思います。

しかし、飛行機に乗るか乗らないかは早めに判断して、航空会社に早めに連絡することが重要です。

理由は以下の2つです。

①出発直前で体調が悪化し搭乗をとりやめても、出発までにキャンセルが間に合わないことがあるから

②電話窓口や空港カウンターが混んでいて間に合わないことがあるから

とにかく、飛行機が出発してしまう前までにキャンセルの連絡をするということが最重要なんです。

そのため、「搭乗するかどうかの判断」と「キャンセルの連絡」はなるべく早めに行いましょう。

例えばJALのキャンセル窓口のメッセージサポートの対応時間は9:00~18:00。時間内に間に合うよう、判断は早めに!

ツアーの場合は予約元の旅行会社に連絡する

旅行会社のツアーで航空券を申し込んだ場合は、必ず予約した旅行会社に連絡するようにしてください。

パッケージツアーや団体ツアーの場合は対応が異なるので、診断書発行の有無も含め確認してみましょう。

旅行をキャンセルしないためにできる対策とは?

子どもの体調管理を徹底する

体調管理を徹底するといっても子どもはよく体調を崩すので実際には難しいですよね。

私は、娘と飛行機に乗る予定があるときは

・寒暖差の激しい環境に行かない

・旅行前は混雑した場所を避ける

・水分と睡眠を十分にとらせる

などに気をつけるようにしています。

行きの飛行機に乗っていけても、帰るまでに体調を崩してしまうこともあります。

旅行のバッグにはいつも常備薬や体温計、ジュレ、母子手帳と医療証などを入れておくことをおすすめします。

旅行キャンセル保険に入っておく

体調不良以外の理由でも、高額なキャンセル料がかかるのはどうしても避けたい!と不安な方には、旅行キャンセル保険がおすすめです。

旅行キャンセル保険とは、旅行の出発前に飛行機やホテル、ツアーをキャンセルしたときに自己負担したキャンセル費用を補償してくれる保険のことです。

キャンセル保険が対象になる主な理由には

・病気やけが

・交通機関の乱れ

・自然災害

・参加予定だったイベントの中止

などがあり、自己都合の理由でも補償の対象になります。

航空券や手数料で高額なキャンセル料を支払うよりも、保険をかけておけば万が一キャンセルすることになっても最低の出費で済むため、安心。

また、子どもの体調不良が怖くて旅行の予定が立てられないという事態も避けられます。

ただし、保険の商品タイプによってカバーされる内容やキャンセル費用はさまざまなので、契約する前にチェックしておきましょう。

まとめ:子どもの急な体調不良でも航空券のキャンセル料は免除できる

子どもの突然の体調不良は突然やってくるもの。

「楽しみにしてた旅行や帰省だけど…」

「高額なキャンセル費用は仕方がないのかな…」

と諦めないでください!

予約した便の出発前までに航空会社に連絡し、医師の診断書を提出することで、手数料なしでの払い戻し、もしくは30日以内の便の振り替えができます。

心配な方は、航空券などのキャンセル費用を補償してくれる旅行キャンセル保険をつけておけばより一層安心ですよ。

小さい子どもがいるご家庭にはぜひ知っておいてほしい航空会社の制度。

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この記事を書いた人

旅行好きの元国際線CAママ。
3歳の女の子の子育て中!

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