「おうち英語を始めたいけど、何から手をつければいいのかな?」
「おうち英語を始めてみたけど合ってるのか不安。」
「失敗しないためにはどうすればいいのかな」
このような悩みや不安はありませんか?
私も娘が2歳のときにおうち英語をスタートしましたが、
「果たしてこの方法でいいんだろうか?」といつも不安でした。
そして実際に手探りの中でいろいろな方法を試し、たくさんの失敗を経験してきました。
そこでこの記事では、私が実際におうち英語を実践する中で経験した
【やってはいけないこと5選】とその対策をご紹介します。
これからおうち英語を始めるママが、同じような失敗を避けられるようになるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
娘のおうち英語歴
【0〜2歳まで】 日本語のみ。おうち英語という言葉すら知らなかった。
【2歳〜】プリスクール入園に向けておうち英語をスタート←この期間での失敗談を紹介します。
【2歳4ヶ月〜現在】 プリスクールに通いつつ、帰宅後におうち英語を行う。
【おうち英語でやらないこと①】短期間で成果を求める
英語に限らず言葉を習得することは、長い時間をかけて少しずつ積み重ねていくもの。
目に見える成果がすぐに得られないからといって焦ってしまうのはNG。
子どもだけでなく親自身にもプレッシャーを与えてしまい、結果的におうち英語を続けられなくなる原因になってしまいます。
我が家の失敗例
私の場合、英単語を教えてすぐに「What’s this?」と聞いたり、「これ英語で何て言うの?」と頻繁に質問してしまいました。
最初は楽しく答えていた娘も、次第に「わからない」「やりたくない」と返すようになり英語に対するモチベーションが下がってしまいました。
短期間で成果を求めることをやめ、「娘が自然と楽しみながら英語を使える環境をつくること」に専念しました。
無理に英語のアウトプットを求めず、娘の好きなPeppa Pigの英語絵本を読んだり、英語の童謡を流したり。
ゆったりとしたペースで取り組むと、娘も次第に「英語って楽しい!」という気持ちを持ってくれるようになりました。
短期間での成果にこだわらず、子どものペースで細く長く進めることの大切さを実感しました。
「おうち英語は長距離マラソン」。親も長い目でおうち英語を楽しむ姿勢が必要です。
【おうち英語でやらないこと②】合っていないレベルのものをやらせる
おうち英語に取り組むときに重要なのは、「子どもの年齢」だけでなく「子どもの英語レベル」に合った教材を選ぶことです。
子どもの英語レベルより難しい内容に挑戦させると、子どもは自信を失い英語への興味を持たなくなってしまうことがあるからです。
例えば子どもが2歳でも、おうち英語を始めたばかりであればまだ英語のレベルは「0歳」と言える状態です。
我が家の失敗例
おうち英語を始めたての頃は、2歳の娘に英語でDisney映画を見せたり、3歳以上向けの英語絵本を購入したりしていました。
しかし、どちらも娘にとっては理解できない内容だったので、英語を楽しむどころか逆にストレスを感じさせてしまいました。
2歳だからと言って、すぐに2歳向けの英語教材を使うのは早すぎると気づきました。
そこで、英語を始めたばかりの娘に合うようにもっと簡単なレベルの教材に戻すことにしました。
赤ちゃん向けの絵本や、動物や色など身近なテーマを扱ったシンプルな内容のYouTube動画から再スタート。
すると少しずつ娘の反応が良くなり、クレヨンを見て「Yellow!」というなど単語を発するようになりました。
子どもが理解できるレベルのものを選ぶと、自然と英語にも興味を持ってくれるようになります。
それからは、おうち英語を無理なく進めるためには、子どもの反応をよく観察し、理解度に合ったレベルの教材を選ぶようになりました。
【おうち英語でやらないこと③】英語を日本語に訳して説明する
おうち英語を進めるうえで、きちんと意味を伝えたくてつい日本語でも説明をしてしまっていませんか?
実はこれが英語学習の妨げになることがあります。
そもそも語学習得では、日本語に頼らず英語そのもので理解できる力を育てることが大切です。
子どもに英語を教えるときに日本語で訳してしまうと、英語の意味を直接理解する力が育ちません。
最初は理解できなくても、英語をそのまま受け入れる環境を作ることが後々大きな成果に繋がっていきます。
我が家の失敗例
最初は、娘が理解しやすいようにと「This is a cat.これは猫だよ」というように、英語と日本語を訳して教えたことがあります。
しかし私が訳してしまえば、娘は「待っていればどうせママが日本語を言ってくれる」と覚えてしまい、英語の学習になりません。
最初は理解できなくても日本語に訳すのではなく
「単語の意味を教えるなら実物を見せる」
「英語で説明する」
を徹底し、英語の言葉と意味を結びつけて覚えさせましょう。
例えば、「Do you want to read a book?」と言ったあと、絵本を見せて「This is a book.」と言うように、
「これが絵本で、絵本を読む?」と言っているんだ!とわかるように、言葉と実物を結びつけて覚えさせるようにしました。
少しずつ、英語そのままで理解できるようになり、娘は自然に「英語=意味」という感覚を身につけていきました。
おうち英語では、英語を言った後に日本語に訳すのではなく、できるだけ英語そのままを使って説明することが、長期的に見て大切だということがわかりました。
【おうち英語でやらないこと④】勉強として意識させる
ついつい「さあ英語やるよ!」と英語の時間を区切って勉強感を出してしまっていませんか?
おうち英語は、遊びや日常生活の延長線上で取り組むことが理想です。
子どもに「英語=勉強」と意識させてしまうと、楽しむ気持ちが薄れ、英語への抵抗感やストレスを生む原因になりかねません。
特に幼児期は、楽しみながら学ぶことで自然に言葉を吸収していく黄金時期ですよね。
子どもが親に「やらされている」と感じないように工夫しましょう!
我が家の失敗例
おうち英語を始めたばかりのころ、「今日はこれを覚えようね」と言って英単語カードを出したり、発音を何度も繰り返させたりしてしまいました。
最初は娘も楽しんでいるようでしたが、次第に「もうやりたくない」と嫌がるようになり、英語に対する抵抗感が生まれてしまいました。
「英語を勉強」として捉えるのではなく、いかに日常生活の中に楽しく取り入れることが大切だと気づきました。
家事をしながら「Look! A red apple!」と言ってものの名前を教えたり、英語の歌を一緒に歌って踊ったりするくらいのささいな取り組みでOK。
楽しく英語で遊ぶ!をモットーに、子どもに英語を好きになってもらう土台作りの方が大事です。
おうち英語では、子どもが「楽しい!」と思える活動を選び、英語=勉強ではなく、遊びやコミュニケーションの一環として取り入れることがポイントだと実感しています。
【おうち英語でやらないこと⑤】子供が英語を嫌がるときも英語
おうち英語を続けていると、子どもが英語を嫌がる時期に直面することがあります。
そのようなときに無理やり英語を続けてしまうと、子どもの英語への拒否感が強くなり英語自体が嫌いになってしまうことがあります。
それはおうち英語に取り組む家庭として一番避けたいですよね。
「英語=楽しいもの」というイメージを保つためにも、子どもの気持ちに寄り添いながら進めることが大切です。
我が家の失敗例
「語りかけが大事だから」と英語で娘に話しかけたり、英語のアニメを見せたりしていました。
しばらくすると、私が英語で話しかけると、「なんで英語なの!」「日本語がいい!」と嫌がる時期がきました。
「なんでいや〜?英語楽しいじゃん!」と言っても「やだ!」と英語を嫌がってしましました。
やはり一番の対策は、「子どもが英語を嫌がるときは、強制しない。」
「なんで嫌なの?」などと理由は追求せずに「今は英語の気分じゃないのね」とパッと日本語に切り替えることも必要だと気づきました。
子どもが英語を嫌がるときは無理に英語を押し付けず、英語以外の遊びで楽しいことを一緒にする時間を作るようにしました。
子どもの落ち着いたタイミングを見計らい「これ見てみる?」と英語のアニメに誘うようにしたところ、自分から英語に戻ってくれるようになりました。
無理に進めずに子どもの気分が戻ってきた時に始めたらいいのです。
おうち英語では、子どもの気持ちを最優先。
嫌がるときは焦らずゆっくり進めることが大切だと実感しました。
英語を「好きなときに楽しめるもの」として続けることで、長い目で見た成長につながると思います。
まとめ:無理なく楽しむおうち英語を目指して
おうち英語は、親子で一緒に楽しみながら取り組むことが何よりも大切です。
子どもに英語を教える過程で、つい成果を急いだり、難しい教材に挑戦させたり、勉強のように取り組んでしまうこともありますが、これらはおうち英語を難しく感じさせる原因になりかねません。
今回ご紹介した「おうち英語でやらないこと」
- 短期間で成果を求める
- 合ってないレベルのものをやらせる
- 英語を日本語に訳して説明する
- 勉強として意識させる
- 子どもが英語を嫌がるときも英語
これらは、私自身が実際に経験し、失敗や気づきを得た内容です。
おうち英語は短距離走ではなく、長距離マラソンのようなものです。
親も子どももリラックスして楽しむことを第一に、子どものペースに合わせて進めていくことで自然と英語は身についていきます。
おうち英語をやらなくちゃ!とプレッシャーを感じすぎず、親子で楽しい時間を過ごすための「おうち英語」だと思って取り組んでみてくださいね。